脱地蔵5時間スト
15:00
町田のナンパスポットとして有名であるペデストリアンデッキに着いたサカスは,
これから始まる5時間のことを思って緊張していた。
ナンパはサカスにとって非常に負担のかかる行為である。
(詳細はサカスがナンパを本格的に始めるまでにて)
失敗する度,ダメージを受けてその場ですぐ反省会を行い,
それが済むまで次の声かけをしないため,それが地蔵を引き起こしていた。
しかし今日は,それを克服するためにここにきている。
反省会は音声を聞いて後でやればよい。
今日はとりあえず数だ。声をかけ続けなければ地蔵を克服できるはずがない。
そう考えたサカスは,意を決して声かけ始めた。
1人目:学生
サカス「こんにちは,ちょっといいですか?」
「はい」
サカス「もしかしてなんですけど…初めて会います?」
「はい笑」
リクさんのオープナーを拝借。オープン。流石は凄腕考案。
並行トークするも,早口すぎるし,好意の伝え方気持ち悪いし,
和んでないのに打診するからもちろん断られ,しかも粘らない。
俺にもうちょい実力があれば,絶対連れ出せるタイプだったのに…
まぁでもいいや,今日は失敗しても。
というか声掛けしている時点で成功だって界隈では言うし。
気にせず次へ。
2人目 ガンシカ
めっちゃ心にくる。ダメだ,今日は折れるな。
3人目
駅から町方面へ歩みを進めるキャップを被ったギャルを発見。同じオープナーでオープン。日焼け止めを買いに来たということで,付いて行って買い物に付き合う。買い終わり,駅のホームまで付いて行くも番ゲならず。職業を聞かれるなど,IOIは感じたが,結局明かさなかったのは失敗だったと思う。自己開示が足りなかった。また,打診の時にだいぶ下手になっていた。聞き返してみると気持ち悪さしか感じない。10分以上話したのに,何も成果がなかったことはだいぶ心にきた。
4人目から11人目はほぼガンシカ。途中有名なペンギンオープナーを使ったが,自分のテンションが上がらず,ただの気持ち悪い人になってしまった。2人ほどオープンしたが,トークの質が悪かった。
16:30
1時間半が経過した。声掛け数が11のみであることに焦りを感じ,未だに番ゲすらできていないことに心は折れかけていた。11声掛けしているのにフロー状態に入らない状況を鑑みて,自分はフロー状態にはなれないのではと絶望しかける。とはいえまだ3時間半以上残っているので,やめるわけにも行かずペデストリアンデッキを往復していると,タートルレディを発見。声をかけてもガンシカされるんじゃ…と一瞬弱気になったが,そんなんじゃ関東一のナンパ師になんか絶対なれないぞ!とよくわからない鼓舞を自分にして,声掛け。
12人目:大学生 スト値5
サカス「こんばんはー,お姉さん歩くのめっちゃ遅いですね。足疲れてるんですか?」
亀子「いや…」
サカス「そんなことないですか?大丈夫ですか?なんか仕事帰りに疲れててーみたいな?」
オープン。いじった訳じゃなくてただ指摘しただけなのにオープンしてくれたのは,亀子がすれてないいい子だったからだろう。並行トークして,改札前で立ち止め。思えば自然な流れで立ち止めさせたのはほぼ初めてかもしれない。斉藤さんやYASUさんの音声でよく聞くような会話を展開する。若干サカス流に改悪されているいたが,元がいいものなので笑ってくれる。とはいえ不信感は中々拭えなかったので,粘って和み,16分以上かかったが,無事番ゲ(LINEゲットも番ゲと俺は言います)。その場でスタンプを往復させ,死番化率を低下させる。無事その日の夜LINEが帰ってきた!嬉しかった。(翌日,彼氏にブロックしろと言われたのでブロックしますとの連絡がきた。わざわざそんなことを言ってくれるなんて亀子はやはりいい子だと思った。)
これで調子が上向くかと思いきや,そんなことはなかった。番ゲできたことで気が抜けたサカスは,疲れていたこともあり,声掛けペースが急速に下がっていた。満足してしまったのかもしれない。思えば前日も1声掛け目で番ゲしてから,全然声をかけに行かなかった。1番ゲ程度で満足していては成長はない,と自分を叱咤し,気持ちを切り替えて声をかけていく。
13人目から15人目はガンシカ。
17:30
ガンシカが続き,心身ともに疲れてきたサカスは,女の子に声をかけるテンションにはなれなかった。その状況を打開するために,50歳を超えているであろうおばさん(スト値は言うまでもなく1)やおっさんに,「町田でおしゃれなカフェを探しているのですが…」と聞いて回ることにした。聞き方が悪いのか,辛い反応をされた。とはいえそれで少し人と話すテンションに慣れたサカスは,同じことを女の子に聞いてみた。同じく辛い反応だった。オーラが死んでいたのだろう。
16人目から21人目は全てそんな感じだった。
カフェを聞くのは有効じゃないと今更ながらに感じたサカスは,再び「初めて会うよね」オープナーを使う。しかし昼より明らかにテンションが下がっているサカスの言葉は,誰にも響かなかった。
22,23人目もガンシカ。
19:30
24人目
途方もなく歩いていると,立ち止まって携帯を見ているアラフォー喪女を発見。スト値は間違いなく1で,普段なら絶対に声をかけないのだが,斉藤さんの音声にあるオープナーを試したくなったので,やけくそになり声掛け。めっちゃオープンした。話を聞く感じから連れ出せそうだったが,スト1を連れ出したくはないというなんとも自分勝手な理由で番ゲもせず放流。(失礼なこと言ってすみません,話応じてくれて嬉しかったです,ありがとうございました)
25人目
オープンしたことが嬉しくて,次もそのオープナーで行こうと考えていたところに,恐らく待ち合わせであろう女の子を発見。待ち合わせに声をかけたことはなかったが,経験値を積もう,ということで声掛け。ジョジョ立ちしていたのでジョジョ子と命名。
めっちゃオープン。このオープナー凄い。
これから彼氏とデートということだが,かなり食いつきが感じられる。話が盛り上がっていたら,ジョジョ子の彼氏から電話。電話後食いつきが下がった。彼氏から電話が来た時に俺がそわそわしていて情けなかったからか。でも粘り,番ゲ!しかしながら,死番化を防ぐ一連の流れをやらなかったため,無事死番と化した。
その後も時間はまだ残っていたが,最後まで踏ん張る気力はもうなく,ただ歩いているときに20時を迎えた。
脱地蔵5時間ストが幕を閉じた。
【結果】
稼働:5時間
費用:0円
25声掛け
2番ゲ
【反省】
目標達成にそこまでコミットしていなかった。脱地蔵を目標としていたのに,かなりの時間地蔵していた。人の目を気にしすぎていた。
目標達成しようとは心がけていた。しかしながら,頭でわかっていても体は動かなかった。完ソロで行うにはまだ心の準備ができていないのかもしれない。いずれは完ソロでやりきれるようにならなければならないが,最初は合流や指名をやることも重要と凄腕はよく説いている。次に脱地蔵の試みを行う際には,お時間を頂くことになるが合流させていただきたい。
町田のペデストリアンデッキは歩行者の数が本当に多く,その分声掛けをすれば周囲の人に必ず気付かれる。人の目を気にしなくなることは恐らく自意識過剰なサカスにとって大分先のことになると思うので,それより人に見られても恥ずかしくないと思えるほどの自信とスト値を身につけることが重要だと感じた。
…はい,というわけで第1回目の記事は以上です!
途中から全然ikasuiさんの文体じゃなくなってますね,すみません…
というか毎回こんな長い記事書いていたら,ブログの更新頻度めっちゃ減りますし,
そもそも読者の方が今後出てきたときに読んでて辛いですよね。
きゃりーさんの初期のブログとか,1回1回めっちゃ短くて読みやすいので,
暫くはあんな感じでやっていこうと思います!
だんだん実力つけて,面白いこと書けるようになったら超大作を書こうかな,と!
今回は早すぎました,こんな駄文に付き合ってくださり,誠にありがとうございます。
4000字って読む気無くすわ!!!